ツォルンの補題の証明
選択公理からツォルンの補題を示す。
以下、

基礎事項と用語の確認
各
であることとする(つまり
こととする。
整列集合は鎖である。
整列集合
であることとして定める。
整列集合
-
が極大元であるとは各
に対しであることとする。
-
が の上界であるとは各
に対しであることとする。
-
が の強上界であるとは各
に対しであることとする。

選択公理を仮定する。このとき



「極大元がない
を示す

極大元が存在しない状況では
上界の存在と強上界の存在は同値
強上界は上界なので、強上界を持てば上界を持つ。
逆に
各
となるので

強上界を持つ整列集合は延長できる
ってことも確認しとこう
整列集合
各
なので、


「整列集合の延長」を考えるときに
しっくりくるからね

強上界を持たない整列集合を作るのを目指すよ
ツォルンの補題の証明のイメージ

けっこうでかい整列集合を作るってこと?

整列集合をたくさん集めて
その和集合を取ろうかと



青線はそれぞれ整列集合だと思ってね


こんな感じの整列集合の集まりを取り出したい


選択公理を使うよ

その強上界を一つずつ選んでくれるような
関数

整列集合だけを集めて







でも
それはおかしいねってことね

ふたつの整列集合を「切って」同じにする

便利なのがこれ
整列集合
-
-
となる が存在する -
となる が存在する -
かつ となる と が存在する
のいずれかが成立する。
1 ~ 3 が成り立たないとして 4 を示す。1 でないので
「
以下


ツォルンの補題の証明
選択公理を仮定する。このとき
強上界を持つ鎖全体(したがって上界を持つ鎖全体)を
各
であるような写像
「
となる。特に
もし
である。よって
主張4より
もし
よって鎖
空集合に対するツォルンの補題

大丈夫?






「任意の鎖が上界を持つならば」って言ってる時点で